御朱印とは?

意味・歴史・もらい方・マナー完全ガイド

御朱印(ごしゅいん)とは、神社やお寺でいただける参拝の証(しるし)
最近ではコレクションとしても人気ですが、本来は神様や仏様への敬意と感謝の形として始まった伝統的な文化です。


🟢 御朱印ってなに?

御朱印とは、参拝した証として神社やお寺が手書きで授与する印章と墨書きのこと。

一般的には:

  • 墨で神社名や日付を揮毫(きごう)
  • 朱印(印章)が複数押される
  • 専用の帳面「御朱印帳」に記してもらう

✨ スタンプラリーではなく「参拝の記録」として受けるものです。


📜 御朱印の歴史

■ 起源は写経納経の証明書

御朱印の始まりは、室町〜江戸時代にお寺へ写経を納めた人への「納経証(のうきょうしょう)」とされます。
神社では明治以降に広まりました。

■ 現代では「参拝の証」として定着

現在では、写経がなくても「参拝をした人が敬意を持って受け取るもの」として、多くの神社・寺院で授与されています。


📘 御朱印帳とは?

御朱印をいただく専用の帳面が「御朱印帳」です。

項目内容
サイズ文庫本サイズ〜A5判が主流(蛇腹式)
種類神社専用・寺院専用・兼用タイプあり
デザイン和柄・キャラクター・限定御朱印帳も人気
複数持ちOK?OK。用途別・地域別で分ける人も多数

※ノートやルーズリーフなどに書いてもらうのはNGです🙅‍♂️


📍 御朱印のもらい方(基本の流れ)

① 神社に参拝する
② 社務所・授与所で「御朱印をお願いします」と伝える
③ 御朱印帳を開いて渡す(受付のページを開いて渡すのが礼儀)
④ 初穂料(300〜500円程度)を納める
⑤ 感謝の気持ちで受け取る

※「御朱印だけもらって帰る」はマナー違反!
→ 必ず参拝してから受けましょう🙏


🎨 どんな御朱印がある?

タイプ特徴
通常御朱印通年授与される基本のもの。神社名+印+日付など
限定御朱印例大祭や季節イベント時だけの特別御朱印
書き置き御朱印あらかじめ書かれた紙を渡されるタイプ(混雑時や不在時)
カラフル御朱印彩色やイラストが入った華やかな御朱印(SNS映え人気)
御朱印帳一体型一冊目の最初にいただける「はじまりの御朱印」など

❗ よくあるマナー違反・NG行動

NG例理由
御朱印だけもらって参拝しない本末転倒。参拝の証であることを忘れずに
スタンプラリー感覚で集める信仰や感謝の心が伴わないと意味が薄れる
SNS投稿がメインで中身は読まない流行消費ではなく心を込めて受け取ることが大切
御朱印帳を雑に扱う神聖なものなので丁寧に取り扱う

💬 よくある質問(Q&A)

Q. 御朱印は1日に何社もらっていいの?
→ 問題ありませんが、1社1社丁寧に参拝することが大前提です。

Q. お寺と神社で同じ御朱印帳使っていい?
→ OK。ただし、分ける人も多いです。気になるなら別に持っても◎

Q. 書き置き御朱印ってどうやって貼るの?
→ のりやコーナーシールで貼るのが一般的。裏表の透けにも注意!

Q. 断られることもある?
→ 神職不在・祭事中・御朱印停止などの理由で受けられない場合もあります。神社の事情を尊重しましょう。


✨ まとめ|御朱印は神様とのつながりの印

御朱印は、ただのスタンプではありません。
神様に会いに行った証、感謝と祈りの記録、心の旅のしるしです。

一冊の御朱印帳には、あなたの敬意・ご縁・歩んだ道が詰まっていきます。

📘 さあ、今日も感謝の気持ちを持って、神社に参拝してみませんか?